関東予選決勝メンバー表20150617_R

全国高等学校総合体育大会 男子サッカー競技 茨城県予選 
準決勝 6月17日(水) カシマスタジアム
第1試合(11時キックオフ:試合時間80分・延長20分)
鹿島学園 2(3PK5)2 水戸商
前半2-0,後半0-2,延長前半0-0,延長後半0-0
得点
前半15分 小沼 前半39分 小沼
失点
後半34分 後半38分
PK戦
水戸商業 10○ 02○ 05○ 06○ 04○
鹿島学園 06
○ 10○ 01× 11○ ―

いよいよ迎えたインターハイ予選準決勝 in カシマスタジアム――平日の日中の開催ながら、鹿島学園サイド、水戸商サイド共に多くの皆さんが応援に駆けつけるなか、定刻通り11時にキックオフされた準決勝第1試合は、序盤からボールを支配する時間が続く展開に!

先週末の準々決勝同様、ボールを左右に動かしつつ、サイド深くに走り込んだ両サイドハーフへのフィードから度々チャンスを作り出すと、迎えた前半15分、バイタルエリアに切れ込んだ小沼くんのミドルシュートがゴール左すみに吸い込まれ、1点を先制。

さらにその後も鹿島学園ペースは変わらず、天貝くん、アヤセくん、小沼くんが再三、相手ゴールに迫るシーンを作り出すと、前半終了間際の39分には、左サイドからドリブル突破をはかった小沼くんが相手のマークを外して前を向いた瞬間、左足一閃! このシュートがゴール右に決まり、2点リードでハーフタイムを迎えます。

相手のダブルボランチの1人が、スタートから修羅くんに、それこそボールがないところでもピッタリとマンマークしてきたことで、逆に相手の中盤の底やディフェンスラインの裏で数的優位もつくり出せていましたし、内容的には完全に鹿島学園が流れを掴んだまま前半を終えることとなりましたが、サイドが変わった後半になると、修羅くんへのマンマークを止め、さらに途中から4バック→3バックに変更して中盤を厚くしてきた水商の勢いに押され、ゴールを脅かされるシーンもチラホラ…。

それでも選手交替でフレッシュな選手を投入しつつ、GKの江藤くんをはじめとする守備陣の頑張りもあり、何とか相手にゴールを許すことなく踏みとどまっていたものの、迎えた後半34分、自陣の右サイドの裏を突破した相手のアーリークロスがそのまま自ゴールへと吸い込まれ、1点差に詰め寄られます。

それでも、残り5分となっていたこともあり、私自身も、このまま1点リードで勝利することを信じて疑わなかったのですが…後半終了間際の38分、自陣ゴール前へ放り込まれたロングボールの処理を誤ったところを相手FWに拾われ、GKとの1対1のシーンを冷静に決められて
、よもやの同点に…。

そして、直後に後半終了の笛が鳴り、勝負の行方は延長戦へ…。

後半のアディショナルタイムに先制するも、ラストプレーで追いつかれた、関東高校サッカー大会1回戦の帝京第三とのゲームを思い出すような展開に、私自身、またしてもサッカーの怖さを思い知らされることとなりましたが…続く延長戦も、今シーズン好調の年代くんを満を持して投入することで試合を決めにかかったものの、相手陣深くでのフリーキックやコーナーキックも含め、再三訪れたチャンスをモノにできず、前後半20分が終了。

PK戦にて、勝敗を決めることとなりましたが…先行の水商が5人全員が決める一方、後攻の鹿島学園の3人目を水商のGKが止め、トータル3PK5で、
残念ながら決勝戦進出はなりませんでした。
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本当に悔しい結果となりましたが…先の関東高校サッカー大会1回戦の帝京第三高校戦と同様に、つかみかけた勝利が土壇場で再び手のひらからこぼれてしまったのは何故か――。

「気持ちで負けていた」「技術で劣っていた」等と、ピッチにたったメンバーをはじめとする選手たちにその理由を求めるのは簡単ですが…憚りながら今日の試合内容を省みれば、これは試合後に何人かの保護者の皆さんとも話したことですが…私自身、われわれ保護者はもとより、選手たち、さらには憚りながら…コーチングスタッフの皆さんも含めた、チーム関係者全員に「驕り」「慢心」といった面が少なからずあったことは否めないようにも思う次第…。

県新人大会での1回戦負け、さらには年度末からの学校の不祥事や一連の騒動等、それこそサッカー部の存続すら危ぶまれるような事態が続くなかでも、そうした苦境に屈することなく、選手、コーチ、そして父母会会員等のチーム関係者が一丸となって励まし合い、子どもたちもひたむきにサッカーに向き合い、頑張ってくれた結果、先の関東高校サッカー大会の県予選では、茨城県チャンピオンの称号を再び手中に収めることができたわけですが…今日の試合、会場にいらしていた皆さんには、前半を終わった時点でのご自分の心中がどうだったか、思い返していただければと存じますが…2点リードで試合内容でも圧倒するなか、大変、不躾ながら…自分もそうですが、ほとんどの方が「今日は勝ったな」「余裕だな」と思われていたようにも感じるところ。

無論、「サッカーの2対0ほど危ないスコアはない」と昔から言われるなか、「マダマダ油断できないぞ」と思われていた方もいらっしゃるかと思いますが…選手、コーチを含め、後半34分の失点シーンを迎えても、まさか追いつかれるとは夢にも思っていなかったのが正直なところではないでしょうか?

無論、子どもたちやチームを「信じる」ことは大切ですが、過信しすぎて実態・現況を見失っては本末転倒ですし、このブログでも(試合に負けたとき)度々紹介している「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」勝つときは、不思議な力や理屈では言い表せない要素が働くことがある一方で、負けるときは、必ず原因(敗因)があり、それは必然である。したがって、不思議な負けというものはない)という諺に鑑みても、選手たちの技術面、精神面はもとより、試合に臨む準備、環境、コンディション等も含め、今日のゲームからは反省すべき点、今後に活かしていかなければならない点が、数多く見つかったのではないかと私自身は今、思っています。

負けたときは毎回、同じフレーズになりますが…スポーツでも仕事でも、物事がうまく行かないときには、うまく行かないなりの理由があります。それをきちんと振り返り、分析し、改善に努めなければ上達することはありません。理由のわからない“不思議な負け”は「ない」のです。 「負けこそ糧」 関東高校サッカー大会の1回戦と同様に何とも厳しい負け方だっただけに、未だショックを引きずっている選手並びに関係者の皆さまも多いかと思いますが…さぁ、顔を上げましょう! 戦いの中に身を置く者であるならば、たとえ敗れても、戦うことを続けるのならば再び前を向くしかありません! 自戒の意味も込めて、あえて踏み込んだ意見も書き連ねましたが…今回の悔しさを糧に、サッカー部の全メンバーがより一層、大きく成長され、3年生メンバーには高校サッカー生活の集大成となる、今秋の「全国高校サッカー選手権茨城県大会」では、必ずや有終の美を飾って頂けるよう、心からご祈念申し上げますとともに、私自身も憚りながら父母会の末席を汚すものとして(写真撮影を通しての選手のモチベーションアップ程度しかお役には立てないかと思いますが…)、引き続き、できうる限りのサポートをしていければと思っております。 選手、監督・コーチングスタッフの皆さん、応援にまわった控え選手のみんな、さらには試合を観戦された父母会会員の皆さん、その他関係者の皆さま、大変、お疲れ様でした! 平日の日中開催にもかかわらず数多くの父母会会員のみなさんに応援にお越しいただき、本当にありがとうございました。また、複数のOBのご家族、さらには今年3月に卒業されたOBの皆さんにも会場まで足をお運びいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。引き続きのご支援、ご厚情の程、よろしくお願い申し上げます! なお、昨日、小生が撮影させていただきました写真は、明後日の金曜日以降、Webアルバムにアップでき次第、リンク先をご案内させていただきますので、暫しご猶予下さい。