茨城県高校サッカー新人大会
準決勝
1月21日(土) 10時キックオフ
鹿島ハイツ№2
鹿島学園高校 1(3PK4)
1 鹿島高校
新規ドキュメント 1_1

地元“鹿嶋市”に共に所在する2つの高校によるダービーマッチとなった準決勝──。

立ち上がりから双方の選手とも球際も厳しく、個々のデュエルも激しい好ゲームとなるなか、前半終了間際に相手選手の豪快なミドルシュートが自陣ゴールネットに突き刺さり、1点ビハインドでハーフタイムへ。

もっとも、先の2回戦の古河一戦のように自陣に押し込まれる時間帯が続くような場面もなく、チャンスの数では互角の戦いぶりに、後半での巻き返しが期待されるなか、迎えた後半8分、⑩橋口くんがループシュートで冷静に相手GKを交わしてゴールを決めると、その後もたびたび相手ゴールに迫るシーンを作り出すものの得点には至らず…選手交替を重ねながら決勝ゴールを狙いましたが、相手守備陣の頑張りもあり最後まで勝ち越し点を挙げられないままタイムアップ。

「準決勝・決勝は延長戦を行わない」という県新人大会のレギュレーションにより、勝負の行方はPK戦にゆだねられることとなりましたが、先行の鹿島学園の1人目と4人目が惜しくも外す一方、後攻の鹿島高校は4人目が失敗したものの、外せばサドンデスとなる5人目のキッカーが冷静に決め、PK戦トータル3-4で
惜敗を喫するとともに、今大会を第3位で終えることとなりました。

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ちなみに、鹿島学園を下した鹿島高校と、同時刻に隣のピッチで行われていたもう1つの準決勝で水戸啓明を破った明秀日立高校による決勝戦は、後半に1点ずつを取り合うも双方、勝ち越し点を挙げられず、大会規定により両校優勝となりました。
結果

昨年度に続く県新人大会2連覇がかなわなかったこと、残念無念の一言につきる次第ですが…一番悔しい想いをしているのは、選手の皆のはず! 新チームになってから初めての公式戦、選手権本大会に出場した関係もあり、準備期間もほとんどなかったことなど猶予すべき点は数多いかと思う一方、昨年度に続き、県内の全てのタイトルを奪取すべく、この大会に並々ならぬ想いで挑んでいた選手の皆には、この敗戦をうまく咀嚼するのは難しいかと思いますが、そんな選手の皆に、インターハイ全国ベスト16や4年ぶりの選手権本大会出場など輝かしい成績を残した前チームが唯一、県内のトーナメント戦で敗れた、昨年の関東高校サッカー大会県予選準決勝で今回と同じ鹿島高校に惜敗した際など、先輩方が過去、大一番のゲームで敗戦を喫した際、このブログに書いてきたのと同じ言葉を以下に記します。

「でも、実際に選手が何かを学ぶなら、勝った時より負けた時、敗北から学ぶことが本当に大きい。勝つことからは学べないことがある。ここ何試合か良い試合をしていたが、負けから学ぶことがある」 これは、元日本代表監督・イビチャオシム氏の言葉ですが、ゲームのなかで「通用したもの」と「通用しなかったもの」は、勝った試合よりも負けた試合のほうが明確に判るもの。 自らに「足りている部分」と「足りていない部分」と置き換えても良いと思いますが、今日で言えば80分の規定時間のなかでの戦いぶりはもとより、広島インターハイの1、2回戦、そして選手権県予選の決勝戦と、昨年度はすべて勝利してきたPK戦の戦い方や蹴り方なども含め、チームとしても個人としても、今日の敗戦から何を学び、今後にどう活かしていくか――大切なのはこの1点に尽きるはずです。 「勝ちに不思議な勝ちあり 負けに不思議な負けなし」 現・野球解説者の野村克也氏が東京ヤクルトや阪神、楽天の監督を務めていた頃、報道陣に対して試合の総括としてよく発したコメントですが、ご存じの通り、この言葉の意味は、「勝つときは、不思議な力や理屈では言い表せない要素が働くことがある一方で、負けるときは、必ず原因(敗因)があり、それは必然である。したがって、不思議な負けというものはない」というものです。 これは、スポーツでも仕事でも一緒。仕事がうまく行かないときには、うまく行かないなりの理由があります。それをきちんと振り返り、分析し、改善に努めなければ上達することはありません。理由のわからない“不思議な負け”は「ない」のです。
今日の負けは本当に残念ですが…さぁ顔を上げましょう! 誇り高い黄青戦士として闘いの中に身を置く者であるならば、たとえ敗れても、闘うことを続けるのならば、再び前を向くしかありません! この悔しさを糧に、[トップ]チームの皆さんをはじめとするサッカー部の全メンバーがより一層、大きく成長され、先輩方が昇格を勝ち取ってくれた「プリンスリーグ関東」での躍進はもとより、インターハイ予選、そして選手権予選で必ずや再び「県チャンピオン」の称号の奪還を果たして頂けるよう、心からご祈念申し上げます。

ご存じの通り、昨年度、今の3年生の代のチームは、先述の通り、関東大会県予選の準決勝で惜敗を喫したものの、続くインターハイ予選では、見事、県大会では雪辱を果たして優勝を飾ると共に、広島インターハイでは全国ベスト16に名を連ね、さらには4年ぶりの選手権県予選優勝、そして全国高校サッカー選手権出場を果たしています。

「負けこそ糧」


選手の皆自身が、今のままでは、プリンスリーグ関東もインハイ予選も選手権予選も「勝てない」と痛感したのなら、「変わる」「成長する」しかありません。

今回の負けがチームが、そして選手一人ひとりが大きく成長するきっかけとなることを期待します!
選手、監督・コーチ、さらには応援にあたられた控えメンバーの皆さんや父母会会員の皆さん、関係者の皆さん、本日も寒いなか、大変、お疲れ様でした。下を向かず、また皆で頑張ってまいりましょう!
なお、本日の準決勝で撮影させていただきました写真につきましては、画像の補正等を行った後、来週中を目処にWebアルバムにアップさせていただく所存ですので、暫しご猶予のほど、お願いを申し上げます。